素晴らしい晴天です
昨日の予報だと雨だったのに、蓋を開けてみたらカラッと晴れてしまいました
本日は午前中に散策して、昼過ぎに飛行機で羽田に帰還する予定です
まず向かったのは北海道立近代美術館です
ここではシャガール展が始まったばかりで、なにかのイベントがあるらしく、開館前にはすでに数十人の行列ができてました
写真は美術館前にある流政之の作品です
この作品の元々はニューヨークの世界貿易センタービルの前に設置されていたんです
でも911テロがあり、ビルは破壊されてしまいました
それでも、作品は原型をしっかりとどめた姿で当時の写真に写っているんですよ
しかしその直後に救助活動等のために撤去されてしまったという話の曰く付きの作品があったんです
この作品は、その数年後に作者が追悼の意を込めて作り直したモノだそうです
大きさが二分の一になってなおこの大きさですから、オリジナルはすごかったんでしょうね
シャガール展ですが、想像よりずっと楽しめました
シャガールの柔らかい線や、鮮烈な色が良く印象に残ります
迫力ある天井画の構想からステンドグラスのデザインまで、幅広く活動したシャガールの仕事の一端を見ることができます
その後、札幌芸術の森美術館に向かいます
些か駆け足気味でしたが、時間が無いのでやむを得ません
企画展に、パリの写真家ロベール・ドアノーを扱ってました
初めて名前を聞いたフォトグラファーでしたが、確かな実力で激動のフランスを記録した有名な方の様です
作品から、パリの人々に対する確かな愛情を感じました
特に上の写真のように子供たちの捉え方がとても素敵です
残りの時間を、野外彫刻のエリアをぶらぶら歩きながら過ごし、帰路につきます
札幌芸術の森付近には、札幌最大の霊園と呼ばれるエリアがあります
ここにはなんと、十数体の巨大なモアイ像があり、大仏像があり、ヴィーナス像があり、ストーンヘンジがあります
巨大な石を幾つも積み重ねて、さらに巨大なモニュメントを組み立てるそのエネルギーには呆気にとられました
羽田空港に着いたのが十七時過ぎ、長野の家に無事たどり着いたのは二十時を過ぎてました
北海道には何度か行きましたが、まだまだ訪れたことのない場所が沢山あります
次があるなら、利尻島とか礼文島とかに行ってみたいですね